Buffalo WLI-UC-GNをLinuxで使う
WLI-UC-GNってのはBuffaloのUSB無線LANアダプタです。
BUFFALO Air Station NFINITI 11n/g/b USB用 無線子機 WLI-UC-GN
- 出版社/メーカー: バッファロー
- メディア: Personal Computers
- 購入: 40人 クリック: 503回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
これがどうもうまくLinuxで動かなかったのですが、なんとか安定動作にこぎつけたので備忘録。
環境:
不具合:
- APは検索できている(無線LANアダプタ本体は動いている)のにAPに繋げない
- WPA2などの認証が通らない
調べて分かったこと:
- WLI-UC-GNはどうやらRalink RT3070っていうチップセットを使ってるらしい
- だけどLinuxではRT2870で認識されている
- ドライバはrt2870staというカーネルモジュール
- rt2800usb、rt2800lib、rt2x00usbをmodprobe.confのblacklistに入れればいいという情報があったが、改善せず
解決方法:
- /etc/modprobe.d/modprobe.confにblacklist追加
/etc/modprobe.d/modprobe.conf:
blacklist rt2800usb blacklist rt2800lib blacklist rt2x00usb blacklist rt2x00usb
- 起動時の読み込みモジュールを追加
/etc/rc.conf:
# Arch Linuxでの設定なので、使っているディストリでの設定方法に読み替える # 32bit環境では aes-i686 MODULES=(aes-x86_64 mac80211 ......)
既知の問題:
- 前述の方法でも起動直後やハイバーネートからの復帰直後は認証付き(WPA2など)のAPに繋げないことがある
既知の問題の解決方法:
- 一旦インターフェースを無効化した後に接続
% sudo ifconfig wlan0 down
私はwicdをAP自動接続で使っているため、最初繋げない→インターフェース無効化→インターフェース有効化→繋がる というプロセスが自動で走り、繋がるまでタイムラグがある。
ちなみに、Ralink公式から出ているrt3370ドライバ(rt3070ドライバを含んでいる)は地雷だった。APに繋ごうとするとよくわからんエラーがdmesgに無限ループで出てた。ifconfig ra0とかも返ってこず、sudo rebootもできなくなった。
あと、有線LANを繋いだまま使うと繋げなかったりするかもしないかも。